コンバーターレンズ使用で超広角にもなるソニーEマウント「FE 28mm F2(SEL28F20)」

FE 28mm F2(SEL28F20)

2015年4月、ソニー(SONY)から28mmの単焦点レンズ「FE 28mm F2(SEL28F20)」が発売されました。これはソニーのEマウント用レンズで、同社を代表するミラーレス一眼レフ・α7シリーズに対応しています。ミラーレスながら35mmフルサイズセンサーを搭載するα7シリーズと、明るさ・軽さともに申し分ないFE28mm F2の組み合わせは、ユーザーにとって非常に心強い組み合わせなのではないでしょうか。その実力を紹介します。

小型・軽量・リーズナブル

ソニーα7シリーズは2013年の「α7」以降、「α7S」「α7RⅡ」などさまざまなモデルが登場しており、フルサイズのセンサーを搭載しながら、小型軽量のミラーレス一眼であることが特長です。それにともなってEマウントレンズが拡充されていく中、「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」や「FE PZ 28-135mm F4 G OSS」などが登場していましたが、単焦点における28mmは初めてのことでした。

そんなFE 28mm F2は、F2.8をさらに下回る明るい開放値でありながら、最大径×長さは64x60(mm)と手の平サイズですし、重量も200g。携帯性を重視し、初めてミラーレスに参入する方はもちろん、これまでアダプターを装着し、従来のレンズで我慢していた中上級者にとっても魅力的なサイズです。せっかくボディは軽いのに、レンズが大きいため携帯性を損ねてしまう……そんな悩みを解決するFE 28mm F2は、α7シリーズのコンパクトさを最大限に活かしてくれます。

価格も65,000円(希望小売価格・税抜き)なので、実質5万円台で手に入ります。フルサイズの単焦点としてはリーズナブルではないでしょうか。単焦点レンズはその描写が魅力的である反面、値段がネックと感じることも多いです。また、Eマウントレンズはこれまで「Gレンズ」や「ツァイスレンズ」などの比較的高価なモデルが多かった中で、このレンズの登場はユーザーに新たな選択肢を与えました。

色収差を軽減するEDガラスを採用

通常、レンズは中心部に比べ周辺部のほうが、また焦点距離が長くなるほど色収差が発生します。EDガラスは通常の光学ガラスに比べ、透過する光の屈折率などが異なっており、色収差が発生しにくい性質をもっています。ソニーのほか、ニコン、リコー、オリンパスなど他のカメラメーカーも採用しており、望遠レンズに使用されることが多いのですが、このFE 28mm F2には単焦点ながら2枚のEDガラスを採用。より高度な色収差補正が実現しました。

街歩きやポートレートに最適

このFE 28mm F2は「やや広角」といえる焦点距離に加え、水滴やほこりの浸入を防ぐ設計になっているため、旅行先など屋外で気軽にスナップしたい場合も安心して使うことができます(完全な防塵・防滴ではありません)。よってα7シリーズ+FE 28mm F2は、初めてミラーレスの購入を考えている方にも最適な組み合わせといえるでしょう。

また、開放値はF2と抜群に明るく、最短撮影距離はMF時で25cm、AF時で29cm。ポートレートなど、被写体にグッと近づいて撮影することで美しいボケ味を味わうことができます。逆に、絞り込んでパンフォーカスで撮影すれば、申し分ないシャープさを得られるでしょう。FE 28mm F2は、単焦点ながらオールマイティさも兼ね備えています。

焦点距離に不満があれば……

とはいえ、28mmというのは「もっと広く写したいな……」と感じることも多いです。特に、室内で使用する場合はそうでしょう。そこで、別途「コンバーターレンズ」を装着することで、その不満を解消することができます。FE 28mm F2の、最大の特長といってよいかもしれません。

コンバーターレンズは、ざっくりいうと焦点距離をワイド側に引き下げてくれるもので、Eマウント用のコンバーターレンズは「フィッシュアイコンバーター」と「ウルトラワイドコンバーター」の2種類が登場しています(2016年6月現在)。前者を装着すると16mm相当となり、画面周辺が圧縮された、その名のとおり魚眼レンズのような写りを楽しむことができます。対して「ウルトラワイドコンバーター」を装着すると魚眼効果はないものの、21mm相当の超広角描写となります。

これまでは、描写に多少の妥協を強いられても、ズームレンズを選択するユーザーもいたことでしょう。しかしコンバーターレンズの大きな魅力は、FE 28mm F2(単焦点)の高い描写性を維持しながら、画角を変更できるという点です。開放値は、「フィッシュアイコンバーター」使用時がF3.5、「ウルトラワイドコンバーター」ではF2.8となりますが、28mmでは広さが足りないというシーンで、この2本は大いに活躍してくれると思います。

ソニーがカメラ事業を引き継いでから、2016年で10年。ミノルタの味を活かしつつ、フルサイズのミラーレス一眼・α7シリーズをはじめ、新たな魅力を盛り込んだ製品が登場しています。そして、それらを活かすレンズも今回紹介したFE 28mm F2やコンバーターレンズのほか、「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」(2015年7月発売)、「FE 50mm F1.8」(2016年4月発売)など時を追うごとに充実しています。今後もどのようなレンズが登場するのか、楽しみですね。

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