高い解像力を秘めたワンランク上のソニー Eマウント単焦点レンズ「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)」

Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)

今夏(2016年7月)、ソニーから「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA」が発売されました。同焦点距離の「FE 50mm F1.8」がコンパクトで、比較的リーズナブルであるのに対し、このPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAはそれよりも明るいだけでなく、あらゆる点で高級さがうかがえます。希望小売価格は190,000円(税別)と高価なのですが、もちろん、それにふさわしい写りを体験できるでしょう。その実力をチェックします。

近似するレンズとは明らかな差

このPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAは海外での発表から約2週間遅れること、国内では7月末に発売されました。これまで、ソニーは50mm前後のEマウント用単焦点(フルサイズ対応)として「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」や「FE 50mm F1.8」を発売していましたが、この両者はそれぞれ99,000円、38,000円なのに対し、今回登場したPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAは190,000円(いずれも希望小売価格、税別)となっています。まず値段だけを見ても、格の違いを感じさせますね。

そして、このPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAは2枚の非球面レンズを使った9群12枚から構成されています。これはSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAの5群7枚、またFE 50mm F1.8の5群6枚をはるかに上回っており、内部への力の入れようが伝わります。その分、最大径×長さは83.5×108(mm)、重さも778gと大きくて重いのですが、上記2モデルを凌駕する写りが期待できます。

「T*」とは?

このPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAをはじめ、ソニーの各高級レンズには「T*」の表記があります。これはレンズの表面に、高い技術を使って薄い膜を何層もコーティングしていることの証。これによりレンズでの内面反射が抑えられ、フレアやゴーストが発生しにくい仕組みとなっているほか、光源のレンズ透過率も高いため、通常のレンズに比べ高コントラストの描写も魅力です。色収差を軽減する「EDガラス」と合わせ、Planar T* FE 50mm F1.4 ZAには意図しない写りこみを抑える、万全の機能が備わっています。

ちなみに、「Planar(プラナー)」とは平坦を意味するプラーンが由来となっており、その名のとおり歪曲収差を抑えた、見た目に近い描写が特長です。ひいてはレタッチの時間短縮にもつながりますね。

F1.4の被写体深度を支える操作性

本レンズは50mmの単焦点ということで、風景やスナップ、ポートレートなど、さまざまなシーンでの可能性を秘めています。開放値がF1.4と非常に明るいため、特にポートレートでは魅力的なぼけ味を堪能できるでしょう。そして同時に被写体深度が浅い場合というのは、精度の高いピント合わせが求められます。そんな場面をサポートするべく、Planar T* FE 50mm F1.4 ZAにはSSM(Super Sonic wave Motor)とよばれる超音波によるフォーカス駆動を採用。サイズ・重さともに大きい本レンズですが、素早く、高精度に動きます。

また、ファインダーをのぞいたままAF/MFの切り換えが可能な「フォーカスモードスイッチ」を搭載しています。この機能があれば、ファインダー内で追っていた被写体が変化したり、フレームに新たな被写体が入り込んだ時など、急な変化にも対応しやすいのではないでしょうか。もちろん防塵・防滴構造を採用しているので、場所も気にすることなく使用できますね。

さらに、絞りリングは直感的に操作できることに加え、「クリックON/OFF切り換えスイッチ」がついているという優れもの。たとえば動画撮影時、「クリックON/OFF切り換えスイッチ」をOFFにすることで操作音が低減できるほか、クリック感なく(段階を感じることなく)絞りを変更できます。ご存知のとおり、Eマウントの代表格である「α7S II」「α7R II」は動画に強く、4Kでの撮影も可能なほど。この機能を使用することで、さらに精度の高い動画撮影ができるでしょう。

単焦点で明るいレンズとなれば、開放での美しいボケ味、絞った時の解像力の高さは当たり前といえるかもしれません。そんな中で、Planar T* FE 50mm F1.4 ZAは諸収差を徹底的に抑える仕組みと、操作性を高める機能が充実しており、同じ50mm前後の単焦点レンズに比べ「ワンランク上」を感じさせます。値段は少々高めではありますが、より本格的に作品づくりをしたい方、また「FE 50mm F1.8」では物足りなくなった方。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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