ソニー FE PZ 28-135mm F4 G OSS(SELP28135G)

カメラ機材

静止画・動画ともに使いやすいソニーの電動ズームレンズ「FE PZ 28-135mm F4 G OSS(SELP28135G)」

2014年に発売されたソニーのEマウント用レンズ「FE PZ 28-135mm F4 G OSS(SELP28135G)」は、35mmフルサイズ対応として、当時世界初の電動ズームレンズということで注目を集めました。ミラーレス一眼「α7」シリーズはもちろん、Eマウントを採用している同社の業務用のビデオカメラ「PXW-FS7」にも装着でき、本格的な映像用としても使用することができます。静止画・動画どちらも使えるこのレンズを一本持っておけば、現場ではとても心強いでしょう。その特徴を解説します。

防塵・防滴設計で幅広い焦点距離をカバー

このFE PZ 28-135mm F4 G OSSは、最大径×長さが105×162.5(mm)、重量が1215gと重厚さを感じる造りとなっています。また、希望小売価格も300,000円(+税)ということで、どちらかといえばプロフェッショナル向けのレンズといえます。

性能面では、まず広角28mm、望遠135mmという幅広い焦点距離をカバーしていながら、開放値がF4一定である点が魅力です。通常のスナップ撮影であれば、ほぼこれ一本でカバーできるでしょう。防塵・防滴設計(水滴やほこりの浸入を防ぐ)なので、屋外でも天候を気にせず、安心して使うことができます。

また、AF駆動にはSSM(Super Sonic wave Motor/超音波モーター)を採用しており、静かに、素早くピントを合わせることができます。これは動画撮影はもちろん、音を立てられない現場での静止画撮影にも、重宝するのではないでしょうか。

Gレンズとは

ところで、FE PZ 28-135mm F4 G OSSの「G」とは「Gレンズ」のことで、カールツァイスレンズと双璧をなす、ソニーの高級レンズ群の名称です。Gはgrace(優美、優雅)、gather(集める)、gratify(喜ばせる、満足させる)の3つの単語を表しています。すなわち、描写性能はもちろん、レンズの外観に至るまで優美であり、集光力に優れた明るいF値を実現。そして手に取る人々を満足させるために、部品ひとつひとつ丁寧に組み立てることで、最高の描写性能を提供しよう―そんな思いが込められています。

これまで、Eマウント用のレンズはどちらかというと高級路線で、FE PZ 28-135mm F4 G OSSのほか、FE 70-200mm F4 G OSS、E PZ 18-105mm F4 G OSS など、多くのGレンズが登場しています。本格的に作品を撮りたい方にはピッタリでしょう。

レンズ内に手ぶれ補正機構を搭載

このFE PZ 28-135mm F4 G OSSは、レンズ内に手ぶれ補正機構を搭載しています。その一方で、Eマウントボディの代表格であるα7シリーズは、手ぶれ補正については2014年の「α7Ⅱ」で初めて搭載されたため、それ以前のα7、α7S、α7Rにはボディ内に搭載されていません。したがって、この3機種を使用されている方にとって、FE PZ 28-135mm F4 G OSSの存在は非常に心強いと思います。

色収差を軽減するEDガラスを採用

魅力はそれだけではありません。通常、レンズは焦点距離が長くなるほど、色収差が発生しやすくなります。現在発売されている多くのEマウントレンズには「EDガラス」が採用されており、色収差の軽減が図られています。EDレンズは通常のレンズに比べ、透過する光の屈折率を変化させることで色収差を抑える仕組みになっており、FE PZ 28-135mm F4 G OSSもそのうちの一本。広角28mmから望遠135mmまで、色収差を気にせず撮影することができます。

動画撮影に強い!

実はこのFE PZ 28-135mm F4 G OSS、静止画のみならず、動画撮影のほうが実力を発揮するかもしれません。動画は一瞬を切り取る静止画と違い、ズーム時の軸ズレ、フォーカス中の画角変動を抑えることはもちろん、音声が加わるため、静粛性にも長けていなくてはなりません。FE PZ 28-135mm F4 G OSSはズーム・フォーカス・絞りのリングがそれぞれ独立しており、プロが求める細かな操作が可能です。

さらに、ズーム速度は低速から高速まで細かく制御できるほか、AFとMFの切り換えは手を離さず、手前にスライドするだけで行うことができるという優れもの。また、先述のとおり超音波モーター(SSM)を採用することで静粛性にも優れ、映像に余分な音声を加えません。

これまで「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」や「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」、「FE 70-200mm F4 G OSS」などに焦点距離が分散していたのですが、このFE PZ 28-135mm F4 G OSS の登場で、グッと利便性が増しました。どちらかといえばプロフェッショナル向けのレンズではありますが、動画では4K撮影も可能であり、コスト的にも超高画質を得るためのハードルは下がりつつあります。

幅広い焦点距離や、動画・静止画どちらも申し分ないオールマイティなレンズ・FE PZ 28-135mm F4 G OSSを、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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